君のいない教室
カチカチカチッ


僕は、慣れた手つきで、メールを打っていく。

みら先輩に、謝りのメールと、本当は大好きだという事…。


送信ボタンを押したら、心が軽くなった。


…だが、その日返信が来る事はなかった。




――翌日。

朝、起きて携帯を開けると、みら先輩からメールが来ていた。

時間は、2時21分…。

夜遅くまで、悩んでいた事がわかる時間だった。


僕は、緊張しながら、受信箱を開けた。


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Re:無題

メールありがとう。でも、今の私には受け止める自信がありません。
私も、海君の事が大好きだけど、海君に『大嫌い』と言われてから、この前までの”大好き”とは違う”大好き”に変わってしまいました。

…意味わかるかな?
私は、もう海君を恋愛として、好きじゃなくなってしまったの。
わがままな奴で、ごめんなさい。

でも、大好きだったよ。

今までありがとう。
さようなら。

美羅より

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僕の頬に一粒の涙が伝った。



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