君のいない教室
休み時間になっても、

昼休みになっても、

地味子・未夢に話しかけようとする奴は、1人もいなかった。

あえて、会話をしたのが、僕だけだった。

コイツも、もっと明るく話せば、友達増えんのになぁ…。

せっかく、顔は良い方なのに、もったいない。


「…おい未夢。」

「は、はい…っ?」

「お前、昼は誰と食うんだ?」

「えっと…1人ですけど…どうかしたんですか?」

「俺、暇なんだよ。」

「は、はぁ…。」


おいおい…。

俺、暇なんだよ=一緒に食おうぜって言ってるのを、察しろ、地味子よ!

と、心の中で叫んでも無駄なんだが…。


「ったく、一緒に食おうっつってんの!察しろ、地味子。」

「えっ?は、はい…。」


”地味子”と呼んだ所にはツッコミはしないらしい。

多分、前の中学でも地味子って呼ばれてたんだろーな。


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