君のいない教室
…ってゆーかさ、

何か喋ろよ。

地味子・未夢は、さっきから一言も喋らず、黙々と弁当を食べている。

何か、絡みづれぇんだよな、こいつ…。


「あのさ…。」


ついに、堪え切れなくなった僕は、地味子・未夢に話しかけた。


「はい…?」

「何で黙々と弁当食ってるわけ?一緒にいるんだから、何か喋れよ。それと、敬語使うな。堅苦しい!」


今まで言いたかった事、そして今感じた事、全部を地味子・未夢に吐き出した。

地味子・未夢は、驚いたように、目を大きく開いていた。


「私が、喋ってもいいの?」

「は?お前が喋んないと、この沈黙どうすんだよ、アホ。」

「だって私、前の学校では『あんたと喋ると、地味が移る』って言われて、喋らせてくれなかったから…。」


あぁ、そういう事か。

やっぱり、前の学校でいじめられてこの学校に来たんだな。

さすが、地味子・未夢。

いじめられ地味子ってわけか…。

更に、面倒を見るのがめんどくさくなった。



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