高校生らいふ



「よいしょ。」

やけに重い扉を開いて
1番最初に目に入ったのは
男の子の後ろ姿。
少し茶色っぽいフワフワしている髪が風になびいていた。


誰だ。私のサボり場に居る奴。上靴の色からして同期か。


まあ関係ない。
屋上広いからこいつの遠くで寝ればいい。


うちの学校は屋上が芝生で覆われている。
校長が
「エコに貢献」
など言っている
まぁ寝るときにクッションの代役をしてくれるから
いいのだが。




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