いつか、伝えて
「キョウヘイ来ないね。」



ユウキが言う。



「うん、夏バテかなあ。」



「うなぎ釣ってやるかっ。」



ユウキは腕まくりをしながら


笑った。



「しなくていいっつーの。」



「「キョウヘイ!!」」



「わりいー。遅れた。」


走ってきたのだろう。


かすかに汗が流れていた。



「っちぇ、今日は穏やかに

 過ごせると思ったのに。」


「ユウキ、黙れ。」



そう言いながら、


キョウヘイは荷物を


机の上に置いた。





文字はもう、


ほとんど読めなく


なっていた。
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