いつか、伝えて
「レン、あんさ。」




「なに?」



「みつこさんが

 
 今日は早く帰れって言ってた。」



みつこさんとは、

レンの母親の事を言う。



レンの母親が、キョウヘイに


無理やり呼ばせているのだ。



「お母さんに会ったの?」



「うん、さっきね。


 なんか深刻そうだった。」


わかったー。


ありがとう。


そう言うのと同時に、


担任が教室に入ってきた。


レンは前を向き直り、


キョウヘイは鞄を


机から下ろした。







何か嫌な予感がする。



嫌な予感とは


大抵当たるものだ。




心がざわざわする。





レンは今朝の母親の


様子を思い返していた。



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