いつか、伝えて
口角を上げて、


本当に楽しそうに笑う、


レンの大好きな


キョウヘイの笑顔は変わっていない。




「キョウヘイ!」



レンは立ち上がり、キョウヘイの


前へ立つ。




キョウヘイは、少しの間


レンを見て、


そして、


言い放つ。



「お前誰。」




頭が真っ白だった。



私そんなに変わった?



それともそんなに私の事嫌い?



「レンだよ。アンザイレン。」




「は?誰それ。」






キョウヘイの中に、


レンの記憶はひとつも


残っていなかった。
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