。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。
―――その30分後。
あたしはリコの家の前に来ていた。
「あらぁ朔羅ちゃん、お久しぶりね♪」と相変わらず優しいリコママが出迎えてくれた。
あたしとリコの背後で、
「こんにちは♪はじめましてぇ♪」
「はじめまして…」
戒とキョウスケも何故か居て…
なんっでお前らまで来るんだよ!って思わず睨んじまった。
「こんな大人数だったら迷惑だろっ!おめぇらは帰れっ」って小声で追い払おうとしたけれど、リコママはにこにこ♪
って言うか興味津々!
「あらぁ!リコが一ノ瀬くん以外の男の子連れてくるなんて初めてじゃない!それも二人も!それもかなりのイケメンくんたちね♪」
「突然すみません。これ川上さ…リコさんからご家族の方が好きだって窺いましたので」と言って戒はよそ行きの声を出して、有名お菓子店のプリンの入った箱をリコママに手渡している。
「あらぁ。そんな気を遣ってくれなくて良かったのよ♪うちなら全然大丈夫♪さ、あがって」
と上機嫌だ。
「ごめんね、お母さんあたしが誰か呼ぶといっつも楽しくてハイテンションになるんだ」とリコが申し訳なさそうに片目を瞑った。
「いやぁ…この場合謝るのはあたしの方で…」
「ううん!気にしないで!」とリコは玄関口で丁寧に靴を揃えているキョウスケの方をうっとりと眺めながら、
「キョウスケさんがうちに来るなんて夢見てるみたい♪」と漏らした。
良かったのか、そうじゃないのか。
まぁ結果的には良かったのかな。