。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。


でも…


何だか変な流れになっちまったな。


せっかくリコと久しぶりに楽しもうと思ったのに……


あ、でも…良く考えたらそれはこいつらも同じかぁ。


あたしは欠伸を漏らしている戒と、コーヒーを飲む横顔に何となく疲れを滲ませているキョウスケを眺めた。


戒も一日中バイトしてるのに、そのあとはキョウスケと三人でイチ調べに没頭してるし。


キョウスケに至っては、さらに大学の課題までこなしてる。


この間たまたま夜中トイレに起きたら、キョウスケはメガネを掛けたままで台所で栄養剤を飲んでいた。


この時間に栄養剤!?


顔を合わせたから何となく聞いてみると、提出期限のレポートを連日連夜ほとんど眠らず仕上げてるとのこと。


それなのにあたしは一瞬でも…この状況にうんざりしちまった。


しかも!


あたし良く考えたら結構酷くないか??


せっかくお店が定休日で戒もお休みだって言うのに、あいつ放っぽって友達と遊びに行くたぁ!


寂しそうにはしてたけど、結局最後は笑顔で見送ってくれたし。


髪だって手を抜かずにきれいに結ってくれたし。


あたしは戒のシャツの袖をそっと掴んだ。


「あ?」と戒が不思議そうに小首を傾ける。


「ごめん―――戒……」







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