。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。


スタスタと歩いて、冷蔵庫の中にあるミネラルウォーターのペットボトルのキャップを開ける。


黒いボクサーパンツだけは履いていて、そのことにちょっとほっとした。


だけど…


パンツ!!限りない裸に近い後ろ姿を見て、あたしはまたも慌てた。


引き締まった腰や形のいいお尻。すんなり伸びた長い脚。


均整の取れたモデルみたいなプロポーション。


ってかほんっと憎らしいほど脚長いぜ……


なんて思ってると、戒の右太ももの内側に黒い絵柄が見えた。


がばっ!!


またも起き上がると、自分の格好が下着だと言うことも忘れて、あたしは戒の元に飛んでいった。


「あ?」


水を飲みながら戒が怪訝そうに顔を上げる。


「お前っ!!ここっ!」


ソファにどっかり座っていた戒の右足を掴むと、あたしは太ももの内側を凝視した。






程よく日焼けした肌に、


黒い龍の刺青が――――彫られている。








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