。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。


「響ちゃんや琢磨さんは知ってるぜ?何せ一緒に風呂に入った仲だからな♪―――つぅか、朔羅、お前離れろ」


戒はちょっとだけあたしを睨むと、ベッドの方にあごをしゃくった。


「何でぃ、急に不機嫌になりやがって」


あたしが腕を組んで戒を見下ろすと、戒は益々不機嫌そうに眉間に皺を寄せる。







「俺の下半身はご機嫌なんだよ。お前がそんなかっこしてるから。ほらっ」






と言ってちょっと脚を上げる。


下半身がご機嫌……


わ~~~!!!


「わ、わざわざ見せなくていいっ!」


あたしは慌ててベッドに戻ると、布団を頭から被った。


そーだった…あたしほとんど裸だ。


今日は……黒白ゼブラ柄の上下。


豹柄じゃないだけまだいいけど、それでもこんなときに限ってちょっとエロいのつけてるあたし!


恥ずかしい!


布団の中で身悶えて…それでもちょっと気になってあたしは布団から顔だけを出した。


「あ、あたし…昨日ホントに何したの…?」


恐る恐る聞いてみると、


「昨日?」と戒は爽やかににっこり。


ギャー!!聞きたくないような、知りたいような。







< 357 / 592 >

この作品をシェア

pagetop