そら
その日の自分は
本当に死んだような顔を
していた
その後自分はどうやって
家に帰ったのかさえ
わからない
ボロボロのブラウスを
ブレザーで隠したりも
せず
動くのが怖かった
1人でいるのが怖い
家で1人部屋にこもり
ガタガタガタガタ
震えていた
そして風呂で肌が赤くなるまで思いっきり
洗った
そして

泣いた

涙が涸れるまでないた

そして.風呂から出た
自分は机の上の
カミソリを握った
死にたい
でもカミソリなんかで
手を切っても死ねない事くらいわかっていた
本当は死ねない
死ぬのが怖い弱虫
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