そら
嫌い
何もかも
自分も
親も
男も
友達も
学校も
家も
街も
何もかもが嫌だった
自分の存在が
消えたい
なのに消えられない
この頃の自分は
喋らず
無口だった


どんなに拒んでも
時間はたつ
起きる時間になっても
下りて来ない自分を
心配した母が
自分の部屋に上がってきた
そこには
手首から血が溢れでる
我が子がいた
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