恋愛講習-赤点常習犯と初受講生-
「その気にしてないって状況がおかしいだろうが。そもそも何故奴はそんなにも俺に突っかかってくるのだ。」
「2年も一緒にいるのに分からないの?」
「一方的に付きまとわれてるだけだ。2年間もな。」
「ミッキーは自分が何でも1番じゃないと気が済まない人だからね。だから自分よりモテてるハルが許せないんだよ。良くも悪くもハルはイケメンだからね。」
「別に俺はイケメンじゃないし、モテてる訳でも…。」
「そうやって自分を否定してる奴に負けるのが更にイラつかせるんじゃないの?」
「お前って時々言う事に棘があるよな…。だったらどうしろって言うんだよ。」
「完封無きまでに叩きのめしたらいいんじゃない?それこそ競う気力を無くすくらいにさ。」
眼鏡をかけた男は優しそうな顔でサラッと恐ろしい事を言ってのけた。
「そんな事言われても…。」
陽翔は相手を罵ったり暴力を振るうのは得意ではない。
「僕の言う通りに言えばいいんだよ。耳貸して。」
「2年も一緒にいるのに分からないの?」
「一方的に付きまとわれてるだけだ。2年間もな。」
「ミッキーは自分が何でも1番じゃないと気が済まない人だからね。だから自分よりモテてるハルが許せないんだよ。良くも悪くもハルはイケメンだからね。」
「別に俺はイケメンじゃないし、モテてる訳でも…。」
「そうやって自分を否定してる奴に負けるのが更にイラつかせるんじゃないの?」
「お前って時々言う事に棘があるよな…。だったらどうしろって言うんだよ。」
「完封無きまでに叩きのめしたらいいんじゃない?それこそ競う気力を無くすくらいにさ。」
眼鏡をかけた男は優しそうな顔でサラッと恐ろしい事を言ってのけた。
「そんな事言われても…。」
陽翔は相手を罵ったり暴力を振るうのは得意ではない。
「僕の言う通りに言えばいいんだよ。耳貸して。」