恋愛講習-赤点常習犯と初受講生-
すると…。


『おめでとー\(^0^)/。陽翔が女の子に別れを告げられた記念(10回目)。』


と黒板に弾幕が掛けられていた。


「………。」


陽翔は呆然とした。


すると少しキザでチャラい男がやってきた。


「おぉー春樹!!どうだこれ?俺達が昨日頑張って作った力作だ。いや、俺様が作った力作だ。どおおぉぉぉだ凄いだろ、アーッハッハッハッ↑↑」


バリッ!!


陽翔は冷静に弾幕を破り捨てた。


「ノオオォォォォ!!!!!!!」


チャラい男は泣きながらその場に倒れ込んだ。


陽翔はそれを無視して自分の席に座った。


そこに眼鏡をかけた男がポッキーを食べながら話しかけてきた。


「新しい学期が始まるってのに初っ端からツイてないね。」


「そう思うなら何で三木を止めなかったんだよ。」


「だってあの子止めようとすると面倒臭いんだもん。それにミッキーがハルを敵視してるのなんて今に始まった事じゃないんだし、みんなも気にしてないじゃん。」
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