私だけの…

「市川くん??」

「あ。」


数メートル先にしゃがみこんでいる輝斗を見つけた。



「輝斗!!」


「よっ‥。」


輝斗は立ち上がり、先生を見た。



そして経緯を全て話した。



部屋は森の中にいるみたい。



大きな木がたっていて、地面は草花で溢れている。


部屋の真ん中にはデスクがあって、書類とかでいっぱい。



不思議な感じ。





「先生、どうしてここの草木は太陽を浴びてないのに、育ってるんですか?」



私は周りを見ながら尋ねた。



「フフッ内緒。研究だから。」


「先生、ここを知ってるのは先生だけですか?」


輝斗は先生をまっすぐ見つめ、言った。




「えぇ。今のところは。二人にバレっちゃったけど。」




よかった。じゃあ、一安心だ。




輝斗は私の目の前に立った。
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