高校四年生(ラジオドラマ化決定!)



前田刑事と柿田刑事の両名は大手携帯会社グルーヴモード桐生善三取締役社長に依頼され、グルーヴモード本社近くの屋敷に車で移動。


約束の時間まで二時間弱あるので、休憩がてら近くのファミレスに立ち寄った。


「しっかし6月だっつーのに暑いっすねー。夏が思いやられますよ」


「例年より記録大幅更新する猛暑になるらしいな。禁煙席でいいか?」


「続いてますね、俺も別に構いませんよ」


前田刑事は二十代後半までヘビースモーカーだったが、一度体調を崩したのが切欠で禁煙を心掛けている。柿田刑事は元々吸わない。


「この時間帯、ランチタイムっすね。何にしよっかなぁ、腹減ったぁ」


柿田刑事は子供のようにメニューを見ながらはしゃぐ。


「俺は、ハヤシライスと極上ハンバーグステーキミラクルセット」


「おっ先輩食いますねぇ。じゃ俺はエビドリアと五キログラムステーキセット、ラージライス3つで」


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