高校四年生(ラジオドラマ化決定!)



「かか畏まりました、ご、ご注文は以上ですね?」


「あ、あとドリンクバー2つ」


男性店員は新人らしく、妙におどおど緊張して接客する。


「学生さん?」


「は、はい。高3です」

「まあ慣れが大事だから頑張ってね」


柿田刑事は持ち前の明るさで、彼の緊張を解していた。


店員は頭を深々下げ、厨房へ戻っていく。


「さて、先輩何飲みます?」


「んー、コーラ」


「俺、アイスティー」

柿田が先輩の前田の分のドリンクを取りに席を立つと喫煙席の方で、騒いでいるのが学生達だと気付いた。




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