高校四年生(ラジオドラマ化決定!)
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浩人がオレンジジュースを取りに席を立つと、新しい客が店内へ入り店員に応対される光景が視界に入る。
普通ならとるに足らない光景だが、浩人には席に戻る必要性があった。
「あれ、オレンジいるんじゃないの?」
「いや、あ、若菜、煙草消して隠せ」
「何よ、いきなり」
浩人は顔をしからませ、吸いかけの煙草を若菜の口から取り出し灰皿で消す。
「刑事が来てんだよ、バレたらマズいだろうが」
浩人から出た「刑事」という単語に若菜らは顔だけを乗り出し、禁煙席側を見る。丁度席につく2人のスーツを着た男が見えた。
1人はかろうじて顔を確認出来たが、もう1人は背中しか確認出来なかった。
「浩人、どうして刑事だって判ったの?あのピンクのネクタイ男知り合い?」
「まあな、ピンクネクタイだけじゃなく2人ともだが。兄貴が巻き込まれた事件を執拗に訊いてきた面倒くさい野郎達だよ」
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浩人がオレンジジュースを取りに席を立つと、新しい客が店内へ入り店員に応対される光景が視界に入る。
普通ならとるに足らない光景だが、浩人には席に戻る必要性があった。
「あれ、オレンジいるんじゃないの?」
「いや、あ、若菜、煙草消して隠せ」
「何よ、いきなり」
浩人は顔をしからませ、吸いかけの煙草を若菜の口から取り出し灰皿で消す。
「刑事が来てんだよ、バレたらマズいだろうが」
浩人から出た「刑事」という単語に若菜らは顔だけを乗り出し、禁煙席側を見る。丁度席につく2人のスーツを着た男が見えた。
1人はかろうじて顔を確認出来たが、もう1人は背中しか確認出来なかった。
「浩人、どうして刑事だって判ったの?あのピンクのネクタイ男知り合い?」
「まあな、ピンクネクタイだけじゃなく2人ともだが。兄貴が巻き込まれた事件を執拗に訊いてきた面倒くさい野郎達だよ」
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