高校四年生(ラジオドラマ化決定!)



前田、柿田刑事がこのファミレスに訪れる数分前に遡る。


「ってかマジあいつ何なの?真実しか記さないジャーナリストってマジウケるんですけど」


「ウケてねぇじゃん若菜、めっちゃキレてるし」

「うっさい浩人、ほんとあいつが邪魔さえしなければ桐生美玲の制裁が続いてたのに!」


テーブルをガンと叩き怒りを露わにしているのは中野北高校三年、名雲若菜。


彼女は幼なじみで同級生、同じクラス委員の二階堂と友人数人と共に放課後ファミレスに寄った。

「まぁ明日になればまた来るだろ、今までがそうだったんだし」


「ねぇ若菜、喫煙席に座ってウチら平気かな?」

「麻友、あんた真面目すぎ!あんなひ弱な店員と厨房オバサン脅せばどうとでもなるし。そもそも禁煙席に通さなかったのが悪いしー」


このグループで仕切るのは名雲若菜。彼女に意見は言えるが、変えることは出来ない圧力がある。

若菜と浩人は周りを気にせず、煙草を加え火を灯した。


「平日だからオバサンや子供ぐらいしか居ねぇし、今日は少ない方だから大丈夫だろ」


「浩人も若菜も悪くなったなぁ」


「誰のせいだってんだ」

「桐生美玲ェー!」


「ギャハハハハ」


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