不良王子のお姫様
放課後。
私はめちゃくちゃ重い足で生徒会室に向かっていた。
今日はせっかく生徒会ないっていうのに…。
なんで行かなきゃならないのよ!
あいつとは同じクラスだけど、できるだけ関わりたくて極力話さないようにしていたのに。
私を呼び出しておいてなんなのさ!
生徒会室につくとそこにはまだ誰もいなくシーンとしていた。
呼び出しておいていないって何様!?
帰ってやろうか…。
でもそんなことしたら…。
後が考えるほど恐ろしい。
私は生徒会長の椅子に座って待つことにした。
少しすると睡魔が襲ってきた。
な…んだか…ねむ…
私はそのまま夢の中に。
この時私が寝さえしなきゃあんなことにならなかったのに…。