Don't a hero
「あの…。これはなんなんですか?」
不思議に思った俺が訪ねた。
「見てればわかりますよ。」
黒ぶちメダネの男がニッコリ微笑みながら答えた。
「では、移動します。移動中はなるべく動かないようにしてくださいね。」
福留さんがそう言うと、スライドしていた透明の箱の入口が閉まった。
そして、入口が閉まった時、透明の箱に、光のボタンが出現した。
ざっと100個はあるだろう…。
福留さんはその中の“5F TR”というボタンを押した。
シュッ…!
「うわっ…!」
ボタンを押した次の瞬間、透明の箱は物凄いスピードで上昇した。
あまりの速さに、俺はつい声をあげてしまった。