Don't a hero
「お・は・よ♪」
「う…うわ!!」
目を開くと、もう少しで鼻がくっつくとゆう距離で、隆さんが俺をニンマリして見ていた。
あまりの近さに、俺は物凄い勢いで起き上がった。
「な…なんですか!」
俺が目を擦りながら言うと、隆さんはニコッとしながら言った。
「いや〜。賢吾くんが何回声かけても起きないからさ〜。」
隆さんはいたって普通の表情で喋る。
『いや…。起きないからって、あの近さはないだろ…。ましてや男同士で…。』
すると今度は隆さんが何かを思い出したか、手をポンッと叩いて、携帯をいじり始めた。
「ふふふ…。」
隆さんがニヤニヤしながらこちらを見ている。そして、携帯の画面を俺の目の前まで持ってきた。
「な゛ッ…!」
俺は思わず声をあげる。
「かわいいでしょ〜。賢吾くんの爆睡画像!いつも怖い顔した賢吾くんが、こんなかわいい寝顔するなんて〜。」
携帯には、俺が口を開けて爆睡している画像が…。
それを見ながら彼はニコニコしている。