Don't a hero
シーン――
沈黙が流れる…。
俺はテーブルに座っている人たちを見渡した。
まず、俺の目の前に座っている男。
制服を着ているところから、多分年は俺と同じくらいで、背も俺と同じくらい。赤茶の髪の毛に、軽くつり上がった目…。
不良かヤンキーなのか?
彼は椅子の背もたれにおもいっきりのし掛かり、足を組んでいる。
そして、彼の横には、隆さんと同じ黒ずくめの男が…。
他の人たちを見ても、隣には必ず黒ずくめの男が1人ついていた。
そして、赤茶の男の隣…。
今度は女の子だった。
学校の制服を着ていて、第一ボタンまでしっかり止めている。黒髪のロングで目元もスッキリしている。
大和撫子のような子だ。
その子は他の所を一切見ずに、真っ直ぐどこかを見ている。
そしてやはり、その子の隣にも黒ずくめの男が座っている。