届かない


「でも…血っ…」

「死なないから,平気。
秀冰の方がヤバイ状況だから」

自分に言いきかす。


「…抜いていいの?」

カッターナイフ邪魔なのであたしが抜こうとするとメグが不安そうに言う。

「前にテレビで抜かない方が良いって…」

出血するから?
でも邪魔なんや…

「じゃぁどうしたら…?」

「…そのまま奥に突き刺(ry」

「…その方が出血する…」

天然って恐い…((

「抜くわ」

だんだん話すのも辛くなってきた…

「ダメっ!」

抜こうと決意したらメグが大声で指摘。

「はぁ… 抜かないからっ…はぁ…」

ため息ではないど。
過呼吸の擬音です(^ω^)

「大丈夫?酸素水いる…?」

お前なんで酸素水持ってんだYO←
メグ,そんなに疲れてんのか?

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