届かない
学活
今は9月の中旬にある体育祭についての会議。
「体育祭でうちの組は2人三脚縄跳びリレーに力いれてるんですが、誰かやってくれる人いない~?」
と先生が訴える。
先生、他のクラスは夏休み前に決めてるって。
遅いよ、先生。
「男女2名づつなんだけどぉお(」
先生-喋り方かえてくださーい!(
うちは運動音痴やし、皆でやって失敗があまりバレない綱引きにしよ…
「由依っ!名にやる?」
話しかけてきたのは、うちの後ろの席の白沼 陽奈(シロヌマ ヒナ)。
「ん…綱引きかな…」
そういうと陽奈はちょっと躊躇ってこう言った。
「…綱引きも良いけど…2人三脚縄跳びリレーはどう?」
ニコニコしながら言う陽奈。
その可愛い笑顔が今日はなんか悪魔に見えるよ←
うん^p^
「うち運動音痴やもん…←」
というと陽奈も
「うちも」
と。
じゃあ、何で…(
力を入れてる競技に…
と言おうとしたら陽奈が、
「…うちも運動できないけど…ホラ、男子のペアみて」
陽奈が視線を送っている方をみる。
と、
坂田と秀冰が←
「まじか」
「まじよ←」
陽奈は坂田が好き、うちは秀冰が好き。
「…これは…やるっきゃない!」
