届かない


でも,そんな時…

「あんた最低ッ!」

って,吹奏楽部の先輩達が言った。

「なに?その言い方!
ぶつかってきたのはアンタでしょ!?」

「黙れ!ブス共が!」

注意する先輩達にキれる岩峰。

「目上の人へそんな事言って良いの?」

と言いながらウインクして他の部員に何かを伝えてる。
それに気付かない岩峰。

「おめぇらなんか楽器なきゃクズだ」

「楽器があったら…なに?」

「うるせぇ!黙れ!」

「ハイハイハイ。岩峰~?」

先生が登場したのだ。
流石の岩峰も動揺を隠しきれない様子。

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