幼なじみ

「ゆ・・・悠斗!?」
嘘・・・修学旅行の班まで悠斗と一緒?
ため息出ちゃうよ・・・

「あ、悠斗君も一緒?よろしくねー」
千佳が悠斗に挨拶をする
「おーよろしく!てかあと一人の男子は?」
「俺!」
あ・・・!真崎!!
この組み合わせおかしい
偶然だよね
運命とかじゃない・・・

「それじゃ、班きまったら、回る店などパンフレットから探しておけ!」
先生の合図で
みんながいっせいに相談を始める

「そーいえば、今回の旅行って沖縄だよね!?」
「うん、私沖縄にいったら水族館みたい!!」
「あのさ!俺たちも一緒ってこと忘れんな!」

悠斗に注意をうけながらも
順調に回る店が決まっていく

「よし!回る店リスト完成!私、先生に提出してくる」
千佳は元気に先生の所へ駆け寄った

「みなみ」
「え!あっ何?」
う・・・悠斗に声かけられた・・・

「今日さ、暇?お前が好きそうな店みつけたんだけど」
「え、嘘ー行きたい・・・けど今日バイトなんだ・・・残念」
「んーそっか、んじゃまた今度!」
「うん」

あーせっかく出かけられたのに
でも、悠斗が
お店紹介するのって始めてかも・・・
しかも私の好きなお店って
めちゃくちゃハートとか書いてあるお店
とても男の子がはいれそうにない雰囲気なのに

「みなみ!帰ろうーバイト遅れるよ?」
え?あ・・・私ボーっとしてたんだ・・・
いつの間にか放課後、まぁ考えてもしょうがないか

「うん!いこ!」

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