17-セブンティーン-


放課後、俺は時間潰しに図書室にいた。

それからまたパネルを見ようと思って教室に戻った。


既に教室は空だった。


巨体なパネルは、1週間ほどの間に紫外線とグラウンドの砂ぼこりを浴びて少しくすんでいる。

俺は教室にあった雑巾で軽く乾拭きした。

上の方も綺麗に拭くために、机も使った。


そして改めて、パネルを見る。


表からは裂かれた跡はわからない。
近づいても全くわからない。

裏を覗きこんでみると、《×》に沿ってガムテープで補強されていた。


ハルが言ってた《上から下》は確認出来なかった。


パネルから離れて、窓の外のグラウンドを見てみる。

意外と生徒がうようよとしていた。


入退場門やテントの片付け、
それからバスケットゴールの設置とバレーのネット張り…

少しずつ普段の生活に戻っていく。


そのとき、ガラガラと後ろのドアが開いた。


「!」


意外すぎる人物に一瞬口が開いた。

やって来たのは宇宙人だった。




< 120 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop