腐女子も恋していいですか?
聖との彼氏競争
「おい、岬。今日バイト?」
朝のホームルームが終わって、一時限目の移動教室の時に、聡くんが話しかけて来た。
「あ、今日はバイト休みだけど」
「そーなの? じゃあ、今日は無理だよな」
「もしかして、妹さんの?」
「そうなんだ、また頼まれちゃってさ」
「バイトは無いけど、よければつき合うよ」
「マジで? じゃあ、今日いい?」
「うん。いいよ」
「放課後一緒に帰っても、平気?」
「おいおい、なんだよ聡。お前、岬と仲良かったっけ? もしかして、お前らつき合ってんの?」
桜庭が、聡くんの肩を引き寄せて、顔を近づけた。
「何だよ、聡。俺らの許可なしに、女とつき合うんじゃねーよ」
周りの男子が、ガヤガヤと聡くんに突っかかって、頭やら、肩やら、腰の辺りやら、グシャグシャに撫でつける。
「ば、ばかっ。違うって。ってか、お前ら、うっとおしいから触んなよ。透、肩に乗っかるなって、重い。しかも、顔近いって」
聡くんが、一気に男子たちに囲まれてしまった。
その隙に私も、高野舞と千葉聖、二人の親友に囲まれてしまった。
朝のホームルームが終わって、一時限目の移動教室の時に、聡くんが話しかけて来た。
「あ、今日はバイト休みだけど」
「そーなの? じゃあ、今日は無理だよな」
「もしかして、妹さんの?」
「そうなんだ、また頼まれちゃってさ」
「バイトは無いけど、よければつき合うよ」
「マジで? じゃあ、今日いい?」
「うん。いいよ」
「放課後一緒に帰っても、平気?」
「おいおい、なんだよ聡。お前、岬と仲良かったっけ? もしかして、お前らつき合ってんの?」
桜庭が、聡くんの肩を引き寄せて、顔を近づけた。
「何だよ、聡。俺らの許可なしに、女とつき合うんじゃねーよ」
周りの男子が、ガヤガヤと聡くんに突っかかって、頭やら、肩やら、腰の辺りやら、グシャグシャに撫でつける。
「ば、ばかっ。違うって。ってか、お前ら、うっとおしいから触んなよ。透、肩に乗っかるなって、重い。しかも、顔近いって」
聡くんが、一気に男子たちに囲まれてしまった。
その隙に私も、高野舞と千葉聖、二人の親友に囲まれてしまった。