それでもあなたに恋をする

「じゃあ、部屋に入れてくれますか?」


「え?」


「だって、またここで…します?隣近所に見られたら雅さん恥ずかしくないかな?」



私をぎゅうぎゅう抱き締めながら、山口君は意地の悪い台詞を呟く。



「あのね…」



キスする為に部屋に入れるとか、おかしくない?


なんかものすごく恥ずかしくなる。



「紅くなる雅さんが堪らなく大好きです!」



私を見て益々嬉しそうな山口君は、チュッとおでこにキスをしてきて。



「わかった、今開けるから///」



恥ずかしくて、いたたまれなくなる。






慌ててドアを開けながら、自分に確かめた。




素直に、なれる?


山口君の事、気になるって。



認められる?


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