それでもあなたに恋をする
馬鹿になんてしてない。
「…違うの、そうじゃなくて。」
怖いの。
10歳も歳が離れていて、姉弟に見える位なのに。
会社では上司と部下だし。
そんな山口君に想いを告げられても。
「何が"違う"?
俺は真剣に貴女を愛しているのに、どうして真剣にこたえをくれないんですか?
貴女の身体は、さっきの男の時と違って俺の事は拒んでいないはずです。」
「///……それは」
さっきのキスの事だとすぐに気付き、恥ずかしくなる。
「俺、自意識過剰ですか?」
山口君は、私の頬が真っ赤になったのを見て、とても嬉しそうにそんな台詞を囁く。
そして私を見つめるその瞳は魅力的で、何だか吸い込まれそう。
「もう一度、キスしていいですか?」
甘い台詞が囁かれ、私は素直に頷いた。