それでもあなたに恋をする
触れただけのキス。
でも、愛情が感じられて、幸せな気持ちで満たされる。
「雅さん。素直に、なって?」
それは魔法の言葉に聞こえた。
こんなにもときめいている事を隠そうとしても、きっと山口君にはお見通しなんだろう。
「僕と…いえ、俺と付き合って下さい。」
ストレート過ぎる言葉は、私の胸を撃ち抜いて。
完敗。
だって、嬉し過ぎる。
ゆるゆると口角が上がってしまう。
「…はい。」
消えてしまいそうな程の小さな声で呟いたけど、山口君の耳にはばっちり届いたみたい。
「やったぁぁぁーーー!!!」
なんて叫びながら、私をぎゅうぎゅう抱き締めた。