GOLD BOY
「ほーら!!早く!!華!!」
「ちょっと待ってって!!」
学校帰り、奈美に連れられ繁華街でショッピング中。
…はいいんだけど、
「遅いよ!」
「あんたねぇ…あたしに何個に荷物持たせるつもりよ!!」
「だって、クラッシュの石鹸は高いんだよ!
だから安いうちに買わないと!!」
「だからって20個もいらないでしょ!!
あたしもう石鹸の匂いきつくて死にそうなんだけど!!」
あたしは完全に荷物もちと化している。
「…まだ死んでないから平気よ。」
そういう問題じゃないっつーの!!!
放課後、半ば無理やりつれてこられたショッピングは後悔の連続だった。