days
仕方なく、一緒に帰ることになった。
「……こういうの、もう辞めてね」
遠回しに拒絶したことを、屋良くんは全く気付いてないようで、
「ごめんね。今度はちゃんと、前もって伝えるね」
なんて、のんきに言っている。
「あたしの、どこがいいの?」
単刀直入に、疑問をぶつけてみる。
あたしは別に、目を引くような可愛さもない。
愛想だって良くないし、人見知りで、周りと馴染むのも苦手だったりする。
とにかく、我ながら、人から好かれる理由が全く見当たらないのだ。
「立川さんは、かわいいよ」
さっきまでの、明るい声とは違い、ちょっと照れたように屋良くんが言う。
「バレー部って時々、外で練習してるじゃんか」
そう。
学校の体育館は狭く、だけど室内競技の部活が4つもあるため、ローテーションなのだ。
室内で練習できない日は、グラウンドや、外周を走ったりしている。
「いつも、真面目なんだ。立川さんは」
屋良くんは恥ずかしいのか、あたしと目を合わせようとはしない。
「みんなで、外周を走って1番で帰ってきたとき、すごいかっこよくて、なんか一気に惹かれてった」