この世界にいる誰かへ
ユニコーン
綺麗なまま…。


無垢な少女のまま


まだ汚れてない


それはいいこと?


怖くて


痛くて


受け入れてくれなくて


受け入れて貰えなかった心は何処か浮いている


ユニコーンに乗って


逃げ出した


いつもいつも何処か浮いている


ユニコーンに乗って


イノセントの世界にかけていく


はじめては好きな人と願うのに


願うのに


どうして


どうして


全てを見せれば


逃げていく


恋しくて恋しくて


アナタだけを見ていたのに


アナタの一番は私じゃなかった


だから私は…。


ユニコーンに乗って走り抜ける。


イノセントワールド


何時かは


何時かは


きっと。






私の全てをあげれるかな

欲しいものはひとつだけ

欲しいものはひとつだけ

たったひとつだけ欲しいものは


もったいないくらいの


白くて大きな花


私は…。


ユニコーンに乗って走り抜ける。


ただ走り抜ける。


何時かは届くと信じて


願うのに


寂しくてひとつだけ涙を流す。


ユニコーンに乗って走り抜ける。


私は少女


白くて大きな花を探す


ただひとつだけの


私だけの花を求めて


ユニコーンに乗って走り抜ける。


香しい花を探して


ただ走り抜ける。


ユニコーンに乗って


イノセントな世界に風を感じて…。


走り抜ける。


アナタは何処にいるのだろうか


まだ見つからない


見つけたい、探したい


己の心のままに


アナタに逢えると信じて

ユニコーンに乗って走り抜ける。


だからどうか


こたえてほしい


私にわかるように


私だけの花を探して


私だけの花を見つける為に


ユニコーンに乗って走り抜ける。


聴こえるだろうか?


私の声が


どうか届いて


ユニコーンに乗って走り抜ける。


私はこのまま


イノセントな世界に風を感じて


走り抜ける。


それが私の全てを知ったなら


それが悪いというのなら

それでも、


ユニコーンに乗って走り抜けてみよう


私は…風になる


ユニコーンに乗って






アナタを探す





私の全てを






ユニコーンに乗って走り抜ける。






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