それぞれのstory。


「そろそろ…お別れだ。」
「また…会いに、来てくれる??」
その私の問いかけに透琉は言葉はなく、ただ首を横に振った。



「どうして??」
「もう、俺が居なくても朱音は大丈夫。

これからはあの人に支えてもらえ。

いっぱい愛してもらえ。」
「透琉…本当にもう駄目なの??」
「ちゃんと見ててやるから、幸せになれ。
じゃあな。」
そう透琉が言って手を振ると、意識が遠のく気がした。




「私、忘れないから。
透琉の事、ずっと覚えてるから!!」
私はとりあえず、それだけ叫んで伝えた。


最後まで聞こえたか分からないけど…。





目が覚めると、そこはあの頃と変わらない、ずっとそのままにしてある私の部屋で…。


もう朝らしく外から差し込む光りは明るかった。




< 33 / 67 >

この作品をシェア

pagetop