それぞれのstory。
透琉のお墓の前に途中で買ってきた、昔透琉が大好きでよく食べてたチョコのお菓子を置いて、しゃがんで目をつぶり、手を合わせた。
たまにお母さんや家族の人が来てるみたいで、他にも花やジュースが置いてあった。
少しの風を感じながら、心の中で透琉に話し出した。
透琉…。
透琉が言った通りだった。
お母さんにちゃんと話せたよ。
見てたかもしれないけど…。
悲しみは残るけど、少しは時間が気持ちをほぐしてくれたんだよね。
私、透琉のお母さんが大好きで、私が高校時代に家に行くと、嫌な顔しないでいつも笑顔で迎えてくれるのが本当に嬉しかったんだ。
半分、お母さんに会いに行ってたって言っても過言じゃないかもってくらい。
私のお母さんは早くに亡くなってしまったから…愛されてないなんて感じた事はなかったけど。
本当に母親のように思ってたから、今日お母さんが娘のように思ってたって言ってくれて本当に嬉しかった。