リフレイン〜3rd Season〜
樹里はゆっくりこちらに向かってきた。
「はい。これ忘れないでね!」
あたしは樹里にSPバッヂを渡した。
「……ありがとうございます」
樹里は無愛想にそう言い、デスクに戻った。
あたしも自分の装備をし、拳銃保管庫に入った。
自分の拳銃ロッカーを開け、マガジンに弾を詰める。
あたしの隣には…樹里。
朱里と健太もいるけど。
「なぁ、樹里っち!樹里っちって、銃のレベルどれくらいなん?今の所、四係で一番レベル高いのはみずなんだけど」
健太が銃をホルダーにしまいながら樹里に聞いた。
「……射撃レベルは大したことありませんよ。200m先の小銭くらいなら撃ち抜けます」
「に、200!?ヤバくね!?スゴくね!?SAT並みじゃんっ」
健太は興奮したように言う。
確かに…200mはスゴい。
SATは300m先くらいまでだけど…スゴいと思う。