リフレイン〜3rd Season〜
「……もし…アンタがSPとして優秀な成績を残せたら…SATの隊員として迎え入れるって決まったのよ」
「!!」
樹里はガタン!と立ち上がった。
樹里がSATに?
あたしは美姫の方に目を向けた。
「ごめんなさいね、水樹。いきなりこんなこと言って」
美姫が申し訳なさそうにあたしを見る。
「う、ううん!いいけど…それってどういうこと?上からの命令なの?」
「正確に言えば…優輝の意見ね。優輝、どうしても樹里の才能を見過ごすことが出来ないみたいでね……条件付きで上から了解を得たのよ」
そうだったんだ…。
桐島ちゃん、樹里の才能に気付いてるんだね。
さすがはSATのリーダーだよ。
「桐島先輩!それは…ホントなんですか?」
樹里が立ったまま、美姫に問い掛けた。