リフレイン〜3rd Season〜

「水樹、知り合いか?」




隣から潤が顔を出す。




「うん!警察学校の時の後輩だよ。卒配も同じとこだったんだ」




あたしがそう答えると、白石ちゃんは潤をじっと見た。




「先輩……彼氏いたんですか?」




あ、そっか。
白石ちゃんはあたしが結婚してること、知らないんだ。




「ううん、この人は戸田潤。そんであたしの旦那サン!」




すると白石ちゃんはびっくりしたのか、頭を抱えた。




「ま、まさか…!あの二宮先輩に旦那さんがいるなんて……」




ちょっとちょっとちょっと(笑)!!




あたしをなんだと思ってるの!




「白石ちゃん、あたしでも結婚できたんだよ〜♪♪ごめん♪」




そう言うと、白石ちゃんは呆れたように息を吐いた。




「相変わらずですね、二宮…いや、結婚されたなら違うか。これからは戸田先輩ですね」




白石ちゃんは優しい笑顔でそう言った。




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