リフレイン〜3rd Season〜
「行ってらっしゃい!」
「行ってきます!」
あたしは雅樹達に送られながら仕事に向かった。
幸せだな、毎日が…。
あたしは車を走らせながら、ニヤけてしまった。
――警視庁。
署に着くとあたしは荷物を持ち、中に入ろうとした。
その時。
「あの……」
…?誰だろ…?
「はい?」
あたしは後ろから声を掛けられ、振り向く。
振り向くとそこには…あたしより背が低く、童顔な可愛らしい女性が立っていた。
でもあたしはこの人に見覚えがなくて、首を傾げてしまう。
マジで誰だろ、この人…。
警備部の人?
彼女はあたしの反応に気付いたのか、ハッとしたように口を開いた。