どうしょうもねぇくれぇ、好き。
――*――*――*――
で、今がこれだ。
本当に見当がつかねぇ。
俺が予想した通り、亜美は話してぇ事を話して、聞きてぇ事を聞いてスッキリしたらすぐに帰っていった。
それで、瑞季に話し掛けたらもう怒っていた。
謎だ。
謎すぎる。
一瞬、亜美が瑞季の気に障るような事を言ったのかと思ったが、
亜美はそういうのには常識がある奴だから、それはねぇな。とすぐにその選択枠は無しになった。
すると、原因が分からなくなって。
今、困り中だ。
未だに俺の方に視線を向けねぇ瑞季を見て、相当怒ってんだな、という事は分かる。
早く機嫌治して欲しいけど、原因が分かんねぇと治しようがねぇもんなぁ…。
考えても分かんねぇ事に憂鬱になって、小さくため息をつく。
何だよ、本当。
会話が一つもねぇこの空間に、俺も苛々が募る。
駄目だ。このままじゃあ瑞季に八つ当たりしてしまう。
一旦頭を冷やす為、何処かに行こうと周りを見ると、トイレが視界に入った。
そこで、トイレに行くために瑞季に言おうと口を開いた時…
「私と一緒がそんなに嫌?」
今にも泣きそうな声が、聞こえた。