どうしょうもねぇくれぇ、好き。
急に笑ったり、物を投げてきたり、話を反らしたり、かと思ったら叫んだり。
コイツは一旦、病院に行った方がぃぃ。
そして、もう二度と帰ってくんな。
コロコロと変わる祐毅の行動に、そろそろ嫌気と呆れが出てきた時、祐毅が
それが大事なんだって。
と目を輝かせて迫ってきた。
そんな祐毅に驚きながらも何がどうなのかをタジタジになりながらも尋ねる。
「だから、それが大事なんだって!」
「だから何だよ。」
「俺が本を渉に投げたろ。」
「おぉ、糞痛かったけどな。」
「まぁ、しょうがねぇよ。で、その痛みってもう治まっただろ!?」
「"治まった"じゃねぇ。"治まってきた"だ。」
お前、ぃぃ加減にしろよ。
"しょうがねぇよ"じゃねぇよ。
じゃあ俺が机でお前の上半身を挟んで"しょうがねぇよ"で終わるのか?
ぜってぇ終わんねぇだろ。
まだキラキラと目を輝かしている祐毅を無表情で見る。