プ リ ン ス




―バタン




車を降りて、自宅に入ると大勢のメイドと執事達が出迎えてくれる。




「「「「「お帰りなさいませ、羽藍お嬢様。」」」」」


『ただいま。』




鞄を要に預け、自室へ行った。




メイドに服を着替えさせてもらい、その間に要に紅茶を用意させた。




「今日はアッサムのミルクティーです。」


『ありがとう。』




メイドを部屋から出させ、椅子に座り、ミルクティーを飲んだ。




『やっぱり要の煎れた紅茶が一番良いな。』


「ありがとうございます。」


要はまた斜め45度に頭を下げた。




『要、普通にしていいよ。』


「……。」


『メイド達、退出させたから大丈夫。』


「ふぅ……。」


要は息を吐くと、私の隣の椅子に座って足を組んだ。




『お疲れさま。』


私はクスッと笑い、また紅茶を口に入れた。




「聞いてくれよー…今日メイド長に怒られた(泣」


『また?』


「またって酷いな羽藍はー。」


要はガクッと頭を垂らした。
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