プ リ ン ス
後部座席のドアを開けてもらい、私は車に乗り込んだ。




私は返事をすると、背もたれに背を預け、窓の外の景色を見た。




車が発車すると、お嬢様方を待っている運転手達が私達に一礼をしてくる。




私と詩音の時だけ。




私は慣れたように皆に微笑んだ。




車が発車すると要が運転しながら私に話し掛けた。




「旦那様が羽藍様をお呼びですので、帰宅したら書斎へ行くようにお願いします。」


『分かった。』


私は頷くと、自宅に着くまで窓の外を眺めた。






しばらくすると、宮王家の敷地に入った。




その15分後、私が住む家に着いた。




ヨーロピアンでお城のような建物は学校とあまり変わらないくらい大きい。




建物の周りの木々は庭師が毎日綺麗にしてくれている。




中央には噴水があり、その周りを回りながら玄関で停車した。
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