プ リ ン ス
豪華絢爛な建物も
有名企業の御令嬢達も




皆プリンスに虜なのだ。




そんな彼女は孤独なただの女の子。




微笑みは作り笑いに過ぎない。




皆が私を称える。




つまらない。




なにもかもが。




皆は好奇の視線と羨望の眼差しを私に向ける。




もう慣れてしまった。




この生活に。






幼等部から聖リリィ女学院にいる彼女はただの籠の鳥。




【2―A】

ここが私のクラス




今日も教室の椅子に座りながら読書。




読んでいるのは洋書。




本を読んでいる時は自分の知らない世界に入りこむことが出来る。




皆はプリンスが読書をしている時は、騒がず見守っている。




真剣な姿で読書する姿も素敵なんだとか。




そんな中、彼女に声をかける女の子




「おはよっ羽藍♪」


私は読んでいた本から視線をずらし、前を見据えた。
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