プ リ ン ス
食事を終えると、学院のシェフを呼び、紅茶を用意させた。




ダージリンで喉を潤す。




うちの執事が煎れた方が美味しい。






私はお腹が満たされてからそのまま横になった。




花の香に身を委ね、目を閉じる。




この時いつも詩音が膝を貸してくれる。




詩音は目を細め、優しく私の頭を撫でる。








少ししてから起き上がった。




授業を終え、私は詩音に挨拶をし、鞄を持って教室を出た。




「さようなら、プリンス。」


『さようなら。』


「さようなら。」


『さようなら。』




皆に微笑みかけ、校舎をでる。




校門前には沢山の高級車。マイバッハ、ロールスロイス、ベントレーなど外車ばかり。




その中の一番前に黒いベンツ。




「お嬢様。お迎えにあがりました。」


斜め45度に頭を下げ、ゆっくりと頭を上げるその男は、私の専属執事
雲雀 要(ヒバリ カナメ) 23歳
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