龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
部屋は暗く静かになった。

僕は床に座り、志鶴の安らかな寝顔を見続けた。


触れたい。

少しだけ。


僕は手を伸ばして志鶴の頬をそっと撫でた。

志鶴はピクッと身じろぎして、目を開いた。
何度か瞬きをした後、不機嫌そうに顔をしかめて、『眠い』と呟いた。


ヤバイ。かわいい。


君はいつも僕を『変な人』って言うけど、君の不機嫌な顔を知ってるのは僕だけだと思うと、すごく嬉しい。

真夜中まで仕事に追われるのも、たまにはいいかな。

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