龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
僕の耳にも遠雷が聞こえてきた。

志鶴が身震いしながら身を擦り寄せてくる。


時々

志鶴と一緒に育てばよかったと思う事がある。


まあ、もしそうだったら志鶴の事は妹としか思えなくなっていただろうが。


でも

いつでも側にいてあげられただろう

雷を怖がる事なんてなくなっていただろう


時々

何でも一人でやろうと頑張る志鶴を見ていると、胸が痛くなる。

しっかり者の顔と、驚くほど幼さの残る純粋さが混在して、どこか壊れやすそうな脆さを感じるんだ。


愛してるよ

君を愛してる


だから僕を愛して

君を幸せにできる力を僕にくれ
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